マイホーム建築の相見積もりでよく失敗するパターン。
1)ただなんとなく、
同じ坪数での金額の違いを比べる方。
2)マイホーム
設備の用途別性能を理解されていない方。
3)
構造の違いをよく理解できていない方。
4)
同じくらいの坪単価表示なら、同じくらいの建築総額に成るだろうと思っている方。
5)はじめての見学会などで見積もりとプランだけを
とりあえず依頼する方。
あなたは、いくつあてはまりましたか?
例えば、先日相見積もりをお断りした方のケースをご紹介します。
(
※相見積もりの主旨をご理解されていない方への相見積もりを私は決して受けません。)
水害か何かを理由に高基礎をご希望されていた60前後の紳士からのご依頼でしたが、基礎構造(配筋の太さやピッチ)の違いから来る基礎の強度や施工手間の違いを理解されないまま数社から相見積もりをとられていました。
私に相見積もりを依頼されてもお受けする場合はありますが、それはあくまでも相見積もりの主旨を理解されている方に限ります。
「 相見積もりの主旨ってなんだ? 」
「 価格比較以外に何かあるのか? 」そんな声が聞こえてきそうですが、相見積もりには価格比較以外何もありません。
しかし、同じ木造住宅であっても、中身が異なれば価格の比較をしたところでどうなるのでしょうか。
相見積もりの主旨、それは「 ご自身が手に届く範囲の価格を提示してくれるかどうか 」ということ以外使い道はありません。
A社とB社を比較して、どちらなら手の届く範囲かということは見えてくるでしょうが、A社とB社をコストバランスという点で比較することはできません。
可能なのは、A社とB社の双方の営業を行っている方くらいでしょう。
相見積もりをとった時の「 印象 」で建築会社を選ばれた、という方に以前お会いしたことがありますが、悲しいかな全ての見積書を見せて頂きましたが、2番目低い金額の建築会社を選ばれていました。
私が知る限りでは、一番低い金額を提示している建築会社で建てれば、追加で300万円も支払わずに済んだのにと思いましたが、そのことは口が裂けても言うことはできませんでした。
実はこの1番安い金額を提示した会社と2番目に安い金額を提示した建築会社の構造と設備はそれほど差はありませんでした。
見積もり項目が2つ多かったのが、一番安い金額を提示した工務店です。
もちろん、どちらも私が勤務する工務店は含まれません。
この方からは住宅ローンのアドバイスを依頼されましたが、ご自身の見解に対する後押しが欲しい方でしたので、3度だけ無料相談に乗った後お引き取り願いました。
この方がその後どうなっていらっしゃるかは知り得ませんが、あなたには同じような過ちだけは犯して頂きたくありません。
相見積もりはマイホームを願う以上、精神的な面からもお取りに成ることがあると思います。しかし、何のためにご自身が相見積もりを取っているのかを確認して、相見積もりを依頼される会社に対しては正直に具体的な他社の名前を出して相見積もりを取っていることを伝えた方があなたにとっては有利に成ります。
なぜ、そんなことがいえるのか...
相見積もりを取って、説明に来た時の住宅営業マンの印象をあなたは大事にされるはずです。
住宅営業マンが提示する見積書を単なる数字としてしか扱わなければ、あなた自身も1見込み客としてしか扱われません。
営業職で良く使われる言葉ですが「(見込みが)薄い客か(見込みが)濃い客」かのランク分けに入ってしまう訳なんです。
こうなると、単なる工業製品の延長上の住宅しか叶えることはできないでしょう。
工業製品を卑下しているわけではありませんが、住宅は全てオリジナル製品だと思った方が良いでしょう。
特に木造住宅在来工法の場合は大工さんが手作りで作っていきます。2×4やパネルハウスは作業員でも可能でしょうが、大工が作る家はそうはいきません。
あなたがどこにこだわって、どういった住宅が欲しいのかを明確にし必要であるなら最低限、工法を絞って価格比較を行うことが、よりコストを抑えてマイホームを叶える近道といえます。
追記
では、なぜ300万円の追加を契約後に迫られたのでしょう...。
それは、営業マンが上手かったわけでしょね。
相見積もりを取っているかいないかは、一流の営業マンじゃなくても大方分かります。
そこを分からないフリをして、必要項目をザックリと抜き取って勝負に出たのでしょう。
住宅建築には不確定予算というものがたくさんあります。
予め確定することのできない必要経費ですね。
坪単価表示のハウスメーカーや工務店の場合はそこで損をすることが無いように予め計算されているところがほとんどです。(小さい工務店だと分かりませんが)
更に、住宅建築の一部に関しては、「 ○○は上棟後にお決めになった方がよりイメージが鮮明に成りますよ 」というトークで、当初の見積もりから必要工事を差し引くことも不可能ではありません。
そして、実はそれが後追い工事ということに成り、工事手間が増えればどうなるでしょう...。
そんな悪い事を考える業者がいるのか!っとお考えかもしれませんが、悪いことかどうかはこうやって公開しなければ誰も知る由がありません。
なぜなら、「 それが普通ですよ 」という話が実にすんなりと通ってしまうのがこの住宅業界なんですから...。
できるだけ正しい知識を身につけてください。
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